海駐ポケのブログ

海外駐在3か国目。駐在員の生活を公開していきたいと思います。

【一時帰国】アフリカから一時帰国しました

すっかり久々

最後の更新後3か月程が経過してしまい、すっかり久々な更新となってしまいました。

この間、私がいたアフリカの国ではコロナの感染者数は増え続け、他の多くの国同様基本的には国境も閉鎖され、入出国ができなくなってしまいました。また、その間にも仕事が忙しくなったり、妻の妊娠が発覚したりとでバタバタ。ブログの更新は一度放置してしまうと中々再開できなくなるものです。

一時帰国しました

アフリカでの感染者が増え、徐々に多くの国で国境閉鎖がされ始めると、外務省からアフリカに滞在する邦人は至急の帰国を検討せよとの連絡が。帰国したいけど国境は封鎖されています。

その様な中、アフリカに近く滞在者も多いヨーロッパ諸国では帰国のための退避便を各国でアレンジ。Air France、LufthansaBritish Airways等様々な退避便が準備され、そこには大使館間の調整で邦人も乗れることに。政府や各企業も退避便をアレンジすることとなり、私も無事帰国する事が出来ました。

アフリカのコロナ感染状況

帰国はしたものの、では次はいつ戻るのだという問題に直面。

世界の感染者数は増え続け、全く解決に向かっている様子は無し。それでも無理矢理経済活動を再開し始め、また感染者数が増え続ける現状。働き盛り世代は、重症化のケースも少ないし、これだけ感染リスクのありそうな日本にいて感染、少なくとも発症はしていないのだから不安になる必要は少ない気もするが。。。

2020年6月28日の状況で、世界全体で995万人の感染者数、アフリカでは南アフリカが最も感染者数は多く、12.2万人の感染者数になっています。

6月25日の時点でアフリカ全体では36万人の感染者数、9,300人の死者を出しています。勿論あくまで公式統計なので、実態とはかなり異なる部分はあると思いますが。

アフリカ全体では13.4億人がいると言われているので、統計だけ見ると感染率は0.009%とほぼゼロ、感染者数最大の南アフリカでも2%程度の感染率になっています。

とは言え、アフリカで問題なのは感染者数、感染率ではなく病院崩壊が起きていないか、そもそも病院のレベルがコロナに対応できるレベルなのかという部分です。これに関しては各国そもそも情報が無く、判断するのは難しい状況、そのため外務省も例え統計上は恐れるに足らずというレベルでも、アフリカからは早期退避すべきと判断したのでしょう。

首都感染

帰国する前に、駐在地にて著 高嶋哲夫、首都感染を読みました。コロナ渦の中、政治家、専門家が対策をリードすれば日本も世界に誇れる感染症対策を行った国となれるのかと思いながら読んでいましたが、小説とは異なりある意味ロクな対策を取っていなかったように見える日本の状況が、海外から見ると意外なほどに感染を抑えている状況というのが事実は小説より奇なりです。

首都感染はコロナよりも遥かに強いウイルスが蔓延した際の状況を想定した小説ですが、一読の価値ありです。


首都感染 (講談社文庫)