海駐ポケのブログ

海外駐在3か国目。駐在員の生活を公開していきたいと思います。

海外駐在員 生活の実態 実例集

海外駐在員とは

海外駐在員とは、一般には日本で採用されその日本の企業から(外資であろうと日経であろうと)海外に駐在に出させられる社員です。現地で現地の企業、もしくは日系企業の出先で採用された方は現地採用と呼ばれ、駐在員とは呼びません。

 

待遇も大きく違います。当然、任される責任も一般的には現地採用の方とは大きく異なり、現地採用の方のレポート先が現地のマネージャー、もしくは駐在員に対してレポートするのに対し、駐在員は本社にレポートします。

 

駐在員になるということは日本にいられる時間、家族や友人との時間を失う事も多く、犠牲は大きいですがその分得るものも大きいです。特に給料は日本で働いている時より遥かに貰える、可処分所得も大きく増えることが多いです。

 

私の友人、また駐在先で知り合った方の例を挙げてみたいと思います。

海外駐在員 Aさん

某商社のインド支店(ニューデリー)に勤務するAさん。Aさんは途上国勤務という事もあり、ガードマンもいるセキュリティのしっかりした非常に大きなアパートに住んでいました。間取りは3 bed roomの家具付きアパートです。

家賃は会社が定める定額の家賃手当の範囲内で、自分でアパートを選びます。なので、差額はその分自分の手取りになります。

日本の残業規制は適用にならないので、少数精鋭で勤務していることも有り土日や深夜も仕事、月の残業時間は100時間を超える時もありました。その分残業代でも稼ぎ、海外勤務の危険地手当等も出ていたので日本の給料の軽く倍は稼いでいました。

当然食事や気晴らしにも苦しんでいましたが、1年という決まった駐在期間だったので走り抜けられました。私も一度遊びに行きましたが、駐在したいと思えるような環境ではありませんでした。。。Aさん自身、二度ほど体調崩していました。(腹痛は日常茶飯事だったようなので、特にカウントしていません。)

海外駐在員 Bさん

タイの某メーカーで駐在員として働くBさん。入社以来海外営業部所属でしたが、入社3年で漸く念願の駐在のチャンスを得ました。

しかし、一部上場メーカーとは言え、メーカーの駐在員への待遇は他業界と比べて決して良いとは言えません。住まいは他の駐在員と大きめの一軒家をシェア。通勤も一緒でした。タイなので特に危険地手当も無く、給料に追加されるのは残業代程度しかありません。当然遊ぶ所はいくらでもあるので、毎週末朝まで飲んでいたようで、一年の駐在では特に貯金もできなかったようです。

しかし、決して使えるレベルには行かなくともタイ語に触れたり、自分の英語力の無さを実感させられた駐在はBさんにとって、更に自分を成長させようと思う良い経験になったようです。

海外駐在員 Cさん

中東のエンジニアリング会社で働くCさん。海外メインの会社、かつ技術系であることもあり、入社後早々にトレーニングも兼ねて海外の建設現場駐在になりました。その後、5年間ある現場が終わるとまたすぐ次の現場と、海外現場を転々とする生活を送っています。数カ月に一回、二週間ほど日本に帰国できまとまった休暇を取得できるため、本人はその生活が気に入っているようです。ちなみに独身。

休暇中は彼女探しに奔走しています。

海外現場勤務ということで、危険地手当も多く残業も多いことから、日本にいる時の倍どころではない給料を貰っているそうです。

が、マンションですらない中東の砂漠でコンテナハウス生活、想像するだけで辛い生活です。楽しみは自作するワインを現場の皆と飲むことだとか。。

海外駐在員 Dさん

某商社でヨーロッパ勤務のDさん。先進国ということもあり、生活に不便はあまり感じていないようですが、若手駐在員のオフィス勤務はどうしても出張者のアテンド、休日のゴルフの付き合い等もあり日本での生活が単に場所を変えただけだと。

勿論出張者がいない休日は自分の時間を満喫しているようですが、物価も高く危険地手当もほとんど無いのでアパート代や食費(食事手当)が浮くくらいしか貯金に繋がるものは無いそうです。とは言え自炊さえすれば、それだけでも十分大きいですが。

仕事としては決して責任感のある仕事を任されているとは言えないのかもしれませんが、出張者対応も会社からは求められる大切な仕事です。

 

以上、駐在員生活を送っていると自然と駐在員の友達も増えてきて、そういう人達と様々な体験をシェアすることになるので、駐在員生活の例を共有してきました。駐在員に興味のある方は是非読んでみてください。